PORSCHE987ボクスター
こんにちは、煩悩寺有恒です。
ここでは、ポルシェの最新作987型ボクスターの試乗記を独断と偏見でコラムにさせて頂きたいと思います。
あくまで、独断と偏見です。あしからず・・
ポルシェボクスターの由来、なぜMRなのか等は諸処の雑誌等に十分すぎるほど記載されていると思いますので、ここでは割愛させて頂きます。
ただ、ポルシェボクスターはポルシェの入門編、プアマンズポルシェでは無い事だけは述べさせて頂きます。
さて987型ボクスターですが、試乗したのは2005年の3月頃でしょうか? デリバリー開始されたばかりの時点です。
試乗したのは987型ボクスター標準車で、PASM無しのTip車でした。排気量は2.7Lのフラット6です。まだ冬ですのでオープンにはしていません。
余談ですが、押しかけて試乗したのではなく、ちゃんとポルシェジャパンより立派な案内状が来ました。で、ついでにボクスターのロゴ入りバックももらってきました。
987型ボクスターですが、エンジンをかけるとすぐに勇ましい排気音が聞こえてきます。とてもノーマルマフラーとは思えません。
低い車体に乗り込み、お約束のウィンカーとワイパーを間違える儀式もそこそこに発進しました。
ポジションですが、オープンカーの特性か、筆者の座高の問題か天井が妙に近く感じました。ただ、それだけです。気にならないと言えば気になりません。
2.7Lフラット6は予想以上にトルクフルに感じました。
986型ボクスターは初期型は2.5Lで、トルク不足を指摘されマイナーチェンジ後に2.7Lまで排気量を上げてきました。また、アッパークラスとして3.2Lフラット6のボクスターSも追加投入されました。
筆者も、試乗までは「ボクスターはSでしょ〜」と思っていましたが、試乗して「Sなどいらん」と確信しました。車が軽く動き、その動きを体で体感出来る(と思う)標準車で十分!
ただ、ボクスターSを試乗した訳では無いので、Sに乗った途端「標準車はゴミだ」と思うかもしれませんが、現状で筆者が購入するのであれば標準車でしょう。
そして、ポルシェ自慢のブレーキがまた素晴らしい。カックンと効く国産車とは違い、右足でコントロールして効いてくれるポルシェ独特(らしい)ブレーキの効きの良い事! 車体の軽さもあるかもしれませんが、標準車の黒キャリパーもいいですね。
タイヤは残念ながら(と言うかあたりまえ)スタッドレスでしたが、ブレーキをかけて前後バランスが50:50に近くなるポルシェの安定感、ブレーキフィーリングは絶品でした。
足の動きに関しては、如何せん雪道、よくわかりませんが、標準でも国産に比べ硬めといった所でしょうか?
と言う訳で、非の打ち所のない987型ボクスターですが、使い勝手の問題、冬場の使用・保管状況が解決出来なければ購入には踏み切れない一品です。一家に一台オープンカーの時代が来れば、筆者はボクスターを選ぶでしょう。
って、そんな時代は来ないですね・・