BMW X5 3.0i
こんにちは、煩悩寺有恒です。
今回も煩悩溢れる、独断と偏見コラムを執筆していきたいと思います。
今回、試乗したのはBMW社X5の3.0iです。
この車、始めに4.4Lが発売され、続いて3.0L・5.0Lと販売されました。北米でのSUV人気の中、レクサスブランドに対抗すべくベンツG・Mクラス、BMWX5、ポルシェカイエン、VWトゥアレグなどが次々と登場しました。その中でも、比較的早期に出たのがX5かと思います。
個人的には押しの強い面構え、筋肉隆々のボディ。ルックスは大好きな車で、発売当初から格好いいと思っていました。
市内で輸入車試乗会なる催しがあったので早速行って参りました。
似たような車にX3という車があります。X5では大きすぎると言う方、お値段がちょっと・・・と言う方向けに作ったとしか言いようがないルックスと内装。プアマンズX5と言われても仕方がないかも知れません。筆者が買う事は、まず無いでしょう。
で、本題のX5ですが、2dもあるボディーは非常に重厚感に溢れ、ドアもずっしり重くて驚きました。さすがゲルマン民族が作るSUVと思いました。
乗るまでもなく、安全で高剛性を感じさせます。
内装も、高級SUVだけあって非常に洒落ています。ミニにあったような子供っぽいオシャレ感ではなく、大人のアッパークラスを思わせる品の良い内装です。
悪く言えば、味気ない感じでしょうが、歳を取ってくると地味で品のある内装がよく見えてきます。
セレブリティ溢れるX5(左)と、何だかなぁ〜のX3(右)。あくまでも個人的見解ですので、あしからず・・
で、早速試乗です。試乗時期は冬だったので、スタッドレス仕様。雪道・悪路走破性を確認するには良い機会です。
で、スタートしてすぐに感じたのが、「この車、ダメだ〜」です。
何がダメかというと、馬力・トルクです。
元々4.4L仕様が標準なのに、3シリーズ用の3.0Lエンジンを載せ廉価版として売る。これでは良いはずありません。しかも、2dある巨体には明らかに役不足・・
走り出してしまえばトルクの弱さもそれほど気になりませんが、信号待ちの度に、いかりや長介ばりの「ダメだこりゃ〜」の繰り返し。
足は適度に硬く、雪道での不快感は感じませんでした。が、国産のヘナチョコサスに慣れている方にとっては硬いと感じるかも知れません。
エンジンよりも明らかに勝っているシャシ・ボディ剛性は運転していても安心感を感じるほどよかったです。それだけに、3.0Lエンジンが悔やまれます。
筆者が買うのであれば、4.4L以上のクラスになるでしょうが、筆者は買いません。
と言うか、買えません。
4.4Lは新車で乗り出し1000マソクラス! 買えるはずありません・・ 宝くじに期待です(涙)
でも、好きなSUVの一つです♪