Lotus Elise (標準車)

こんにちは、煩悩寺有恒です。
今日は、ロータスエリーゼ試乗記を、いつものように独断と偏見でコラムにしたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

ロータスエリーゼをご存じな方、あまり分らない方もいると思いますので、簡単にご説明したいと思います。
世界に誇る、超軽量スポーツカーだと思います。
高剛性を誇る、わずか68kgのアルミ・コンストラクションシャーシーと、空力を改善し、強力なダウンフォースを獲得すべく設計されたボディーワーク。
ドライバー中心の、まったく新しいドライビング体験をもたらすロータス独自のエンジニアリングと思想の結晶。
ディーラーのHPをパクるとこんな感じになります(笑)

いずれにしても、超軽量700〜800`の乾期重量に120馬力〜190馬力(240馬力仕様もあり)のエンジンを押し込むのですから、そりゃ〜速いし楽しいでしょう。
そして、何より
そのルックスが好みです。
ちょっとハ虫類入った、知らない人には全く分らない車車。それがロータスエリーゼだと思います。

軽量・コンパクトな車が大好きな筆者は、早速試乗会へ潜入。標準車を試乗してきました。
エリーゼは標準車から111Rまで、すべて屋根がとれます。はい、オープンカーになるのです。これだけで買いですね!
乗り込むと、カートの様な車内とポジション。アルミむき出しの車内は男汁を感じます。
説明もそこそこに、公道へ・・ 試乗コースは無く、時間制限も無し。ディーラーの人間も無く、そこはドライバーと車だけの対話の空間。
持ち逃げしようかと思いました・・

ステアリングは超クイック! 例の「筋金君」を付けたような感じでしょうか? ハンドルに対して、超レスポンスで車が反応。シャーシ剛性もありそうです。
軽量コンパクト・ハデな外観は、周囲のドライバーや歩行車の目を釘付けにし、ドライバーの所有欲も満たす事でしょう。
で、ビビッたのが
ブレーキです。
ノンサーボブレーキとは知っていたのですが、これが効きません・・ 軽い車体なので踏めば踏んだ分リニアに反応してくれるのですが、国産のサーボ付きブレーキに慣れた人間には酷でしょう。
これは、エリーゼに慣れて来たら解決されましたが、不安感は拭えませんでした。

シートは超硬めのフルバケットシートで、流石に腰〜おしりにかけて痛みがでました。
筆者も年なのでちょっと辛かったです。
60〜80`くらいの街乗り速度は国産車の120〜140`ほどに感じるほどスポーティで楽しかったです。
120馬力のローバー製エンジンは、軽量な車体と相まって十分なパワーとトルクを感じさせました。
最後に、快適装備として1DINオーディオもついているし、パワーダウンを感じるがエアコンも十分効く。全てが、ドライビングを楽しむ為に働いている、そんな
男の車です。

でも、筆者は買いません。いや、買えないのです。
なぜなら、この車で日常をこなすのはほぼ不可能だからです。「札幌ー帯広」の行程を走る気になれません。
車が悪いのではなく、筆者のコンセプトとの微妙な相違と、筆者の体力が無い事が悪いのです・・
車は、本当に楽しくて、良い車でした。ぜひ、エリーゼを検討中の方、
買う前に一度は試乗する事をお勧めします。

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