三菱 ランサーエボリューションZ GSR
こんにちは、煩悩寺有恒です。
今回、取り合えるのは上記に示した様に、CT9A型になって初めてのエボ「ランサーエボZ」をコラムしたいと思います。
まず、エボYとZで大きく変わったのが、ボディーの大きさとそれに伴った重量増でしょうか?
ベースである、ランサーセディアが大きくなった事に伴い大きくなりましたが、WRCの現場からは「ホイールベースの拡大による高速安定性」を求む声があったとか無いとか・・
他のWRカーがプジョー206、フォードフォーカスと小型化されている事に逆光しているとも思いましたが、とりあえず大きくなりました。
市販車としては、AYCと言う電子デバイスはすでにエボWから搭載されていましたが、エボZ以降はACDと言うセンターデフが搭載されました。
後にドンドン進化し、現在のエボ\ではSUPER-AYC+ACDが強力な武器となっております。
そして、最大の変更点ともとれるのがルックスの地味化(駄作化?)。これ、最悪です。発売当初、歴代でもっともかっこ悪いのがエボZと思いました。
独断と偏見ではエボ\まで発売された現在、「エボ[は終わっている・くれてもいらない」と思いますが、まぁバンパーでも交換すればOKでしょう。あの鼻、最悪です。
とにかく、エボZが出た時には派手派手だったエボYからのデチューン(よく言えば大人化?)の外装にはうんざりでした。
そこで、筆者は悩みました。
1年落ちのエボYTMEを330万で買うべきか? 定価330万の車が1年落ちで330万。う〜ん、高い・・
で、個人的にエボZ最大の特徴である「値段」が出てきます。新車価格が299万8千円です。こりゃ〜安い! コミコミでTMEの中古を買うよりも安い!
この手の車なので、TMEのルックスには尾を引かれるものの、新車でエボZを選択しました。これが、後々の大失敗につながりますが・・
しかしながら、いただけないルックスとは裏腹、はじめて乗った280馬力+ターボ。マジでビビル位速かったです。1ヶ月位はアクセル全開など出来ませんでした。
フルノーマルでブーストはオーバーシュートで1.7! そりゃ〜速いです。
この後、BNR34に乗り換えますが、フルノーマル状態ではBNR34はエボ以下でした。重くて遅くて・・
内装は格好良く無いですし、高級感のかけらもありませんが、リアシートはGD系インプと比べても広いですし、使い勝手はかなり良いのでは無いでしょうか?
エボのモデルチェンジ後直すぐのモデルは駄作が多いと言われ(エボW・Z)、モデル最終型・奇数は評判良い(エボV・X・TME)と言われたりしましたが、実際は新車価格も安くて速い良いモデルだったと思います。
大きくなったルックス、地味になった外装には個人的に憤慨ですが、これも時代の流れ。仕方がないでしょう。
しかし、ACDの評判を作ったこのモデル。ATモデルにまで派生したエボZ。ある意味、重要な役割を果たしたと思います。
値段も安くなってきたエボZ中古市場。初めてのエボにはいいかもしれませんね。